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30代未経験からエンジニア転職は現実的か

この記事の結論
  • 求人ボックスの検索結果では「ITエンジニア 未経験 30代」の求人が292,746件あり、「エンジニア 未経験 40代」(233,792件)より多い(2026年9月1日確認、求人ボックス調べ)
  • 経済産業省がみずほ情報総研に委託した「IT人材需給に関する調査」(2019年4月公表)では、IT人材は2030年に最大約79万人不足すると推計されている
  • 人材紹介会社Geeklyのコラムによれば、同社経由での転職後平均年収は30代未経験で420万円、20代未経験(370万円)より高いが30代全体の平均(540万円)より低い水準(同社独自データ、2026年9月1日確認)
  • 数字だけを見れば選択肢はゼロではないが、企業側が即戦力を求める傾向は複数の解説サイトで共通して指摘されており、狙う企業と見せ方の戦略が必要
この記事の内容
  1. 結論:求人はある、ただし条件は選ぶ必要がある
  2. 30代未経験のエンジニア求人はどれくらいあるか
  3. 企業が未経験の30代を採用する背景
  4. 転職後の年収はどのくらいか
  5. 「無理」と言われる理由と、乗り越え方
  6. 実体験について、正直に書きます
  7. 次にやること

この記事は、30代で未経験からエンジニア転職を考えているものの、「無理だ」という意見と「まだいける」という意見の両方をネットで見て、どちらを信じればいいか分からない人に向けて書いています。 結論から言うと、求人の数だけを見れば選択肢はゼロではありません。IT人材不足を背景に、企業側も未経験の30代採用に動いています。ただし年収は一時的に下がりやすく、「即戦力を求める企業」との温度差を埋める戦略が必要、というのが数字から見えてくる実像です。

こんな状態ではありませんか
  • 30代未経験からエンジニア転職を考えているが、実際に求人がどれくらいあるのか分からない
  • 「30代未経験は無理」という意見と「増えている」という意見、どちらが本当か迷っている
  • 転職後の年収がどのくらい下がるのか、具体的な目安が知りたい

結論:求人はある、ただし条件は選ぶ必要がある

求人検索サイト「求人ボックス」で「ITエンジニア 未経験 30代」を検索すると、掲載件数は292,746件でした(2026年9月1日確認)。これは同じサイトで「エンジニア 未経験 40代」を検索したときの233,792件より多い数字です。「30代未経験はもう遅い」と決めつけるほどの状況ではない、というのが求人数だけから見た第一の事実です。

ここが要点

ただし、この件数は「内定が出る数」でも「応募できる求人の実数」でもありません。求人ボックスは複数の求人媒体を横断して表示するサイトのため、同じ求人が重複してカウントされている可能性があります。「選択肢としてゼロではない」ことの目安として見てください。

30代未経験のエンジニア求人はどれくらいあるか

求人ボックスで実際に確認した検索結果件数を年代別に並べると、次のとおりです(いずれも2026年9月1日確認)。

検索条件 求人件数
ITエンジニア 未経験 30代(全国) 292,746件
エンジニア 未経験 40代(全国) 233,792件
ITエンジニア 未経験 30代歓迎(東京都のみ) 101,550件
ここが要点

検索キーワードが「ITエンジニア」と「エンジニア」で完全には揃っていない点は注意が必要です。それでも、40代向けの検索結果より30代向けのほうが件数が多いという傾向は確認できました。年齢が上がるほど未経験からの求人が絞られていく流れは、複数の転職エージェント系メディアの解説とも一致しています。

企業が未経験の30代を採用する背景

なぜ企業は経験のない30代をわざわざ採用するのか。背景にあるのは、IT人材そのものの不足です。

経済産業省がみずほ情報総研株式会社に委託して実施した「IT人材需給に関する調査」(平成31年4月/2019年4月公表)では、IT人材の不足数は当時の約17万人から、2030年には最大で約79万人に拡大すると推計されています。

ここが要点

この数字は2019年公表の調査であり、2026年時点ではすでに7年前の推計です。また「最大約79万人」は複数シナリオのうち最も需要が伸びる高位シナリオの数字で、同じ調査の中でも低位シナリオでは不足数はもっと小さく試算されています。それでも、政府が公式にIT人材不足を長期的な課題として認識し、対策の前提としてきたことは事実です。なお、経済産業省による同種の需給推計の正式な後続調査は2026年9月時点で見当たりませんでした(独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が2024年度に「デジタル時代のスキル変革等に関する調査」を別途公開していますが、同じ形式の需給推計ではありません)。

人材不足を背景に、企業が新卒や経験者採用だけでなく、未経験者の採用にも目を向けるようになっている、という流れは複数の転職エージェント系メディアで共通して指摘されています。ただし「未経験者を歓迎する求人が増えている」ことと「誰でも採用される」ことは別問題です。次の年収の章で見るように、待遇面には現実的な差があります。

転職後の年収はどのくらいか

人材紹介会社Geeklyのコラムでは、同社経由で転職した利用者の平均年収について、次の数字が示されています(2026年9月1日確認)。

区分 平均年収(Geeklyコラムの数字)
20代・未経験 370万円
30代・未経験 420万円
30代・全体 540万円
ここが要点

これはGeeklyという1社が自社の転職支援実績をもとに公開している数字であり、業界全体や国の統計ではありません。同コラムでは「転職で一時的に年収が前職より下がるケースは少なくない」とも述べられており、30代未経験(420万円)は30代全体の平均(540万円)を120万円下回っています。一方で同社経由で転職した人のうち56%が年収アップに成功した、とも報告されています。「下がる人もいれば上がる人もいる」という前提で読むのが実態に近いはずです。

年収を維持したまま未経験からエンジニアに移るのは簡単ではない、という前提で資金計画を立てておくと、転職活動中に「思ったより厳しい」と焦らずに済みます。教育訓練給付金が使える講座であれば、学び直しの費用面は多少軽くなります。対象講座の探し方はプログラミングスクールで教育訓練給付金が使える講座にまとめています。

「無理」と言われる理由と、乗り越え方

「30代未経験は無理」という意見が根強い理由として、複数の解説サイトが共通して挙げているのは、多くの企業が中途採用者に「即戦力」を期待していることです。教育コストをかけずにすぐ現場で動ける人材を求める企業がある一方で、未経験者の育成を前提にしている企業もあり、両者は求人票だけでは見分けにくいという指摘もあります。

Geeklyのコラムでは、30代未経験からの転職を成功させるポイントとして、次の3つが挙げられています。

  • 技術力そのものではなく、前職で培った「マネジメント・折衝経験」をアピールすること
  • 前職の業界知識が活かせる企業(たとえば前職が金融なら金融系システムの開発企業など)を狙うこと
  • 「自走力」と「本気度」を示せる、質の高いポートフォリオを用意すること
ここが要点

30代未経験の転職では、20代のような「ポテンシャル採用」だけでなく、社会人経験そのものを武器として説明できるかどうかが分かれ目になる、という見方が複数のメディアで共通しています。転職保証をうたうスクールを検討している場合、保証の条件を事前に確認しておくと後悔しにくくなります。詳しくは転職保証つきプログラミングスクールの注意点、無料カウンセリングで何を聞くべきかはスクールの無料カウンセリングで聞かれること・聞くべきことを参照してください。

実体験について、正直に書きます

私の場合

正直に書きます。私自身は2026年6月末に前職を退職しましたが、未経験からエンジニアへ転職した経験はありません。そのため、この記事の内容は求人サイト・経済産業省の公開資料・人材紹介会社のコラムを調査して整理したものであり、「調査した範囲では」という前提で書いています。実際の面接でどこまで社会人経験が評価されるか、ポートフォリオの水準がどこまで求められるかといった、現場でしか分からない感覚については、この記事では判断できません。

次にやること

まず、求人ボックスやマイナビ転職エンジニア求人サーチで「未経験 30代」の実際の求人を10件ほど開き、募集要項の「歓迎条件」「求める経験」の欄を読み比べてください。 「未経験歓迎」と書かれていても、実際に求めている経験値は求人によって差があります。数字の上では選択肢がある、という前提を確認したら、次は自分の前職の経験がどの求人と噛み合うかを具体的に見ていく段階です。


※本記事は2026年9月1日時点で確認できた公開情報をもとに整理したものです。求人件数は日々変動し、年収データは特定の人材紹介会社の実績に基づくものであるため、実際の転職活動では複数の情報源を確認してください。

出典 - 求人ボックス「ITエンジニア 未経験 30代の仕事」https://xn–pckua2a7gp15o89zb.com/IT%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2-%E6%9C%AA%E7%B5%8C%E9%A8%93-30%E4%BB%A3%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B (2026年9月1日確認、292,746件) - 求人ボックス「40代 エンジニア 未経験歓迎の仕事・求人情報」https://xn–pckua2a7gp15o89zb.com/40%E4%BB%A3-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2-%E6%9C%AA%E7%B5%8C%E9%A8%93%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B (2026年9月1日確認、233,792件) - 求人ボックス「ITエンジニア 未経験 30代歓迎の転職・求人情報 - 東京都」https://xn–pckua2a7gp15o89zb.com/IT%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2-%E6%9C%AA%E7%B5%8C%E9%A8%93-30%E4%BB%A3%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD (2026年9月1日確認、101,550件) - 経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」(みずほ情報総研株式会社委託、平成31年4月)https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf (2026年9月1日時点、同資料はアクセス制限のため直接確認できず、同資料を引用する複数の二次情報で数字の一致を確認) - Geekly「システムエンジニアは未経験30代の転職は無理?成功させる戦略徹底解説」https://www.geekly.co.jp/column/cat-jobsearch/start/become_a_systems_engineer_-inexperienced_30s/ (2026年9月1日確認、同社独自データ)

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退職届を受け取る側に長くいて、そのあと自分が出す側になりました

人を採用し、辞めていく人を見送る立場に長くいました。退職代行から電話を受けたこともあります。そして自分が辞める番になり、失業保険の申請・ハローワークでの手続き・健康保険の切り替え・住民税の直接納付・保育園の継続手続きまで、すべて自分で通りました。両側を見た人間が書いています。「代行を使ったら会社はどう思うのか」に答えられるのは、受け取ったことがあるからです。

この記事の作り方: 下書きにAIを使い、法令の条文と官公庁の公式ページに照らして事実確認したうえで公開しています。確認の取れない記述が残る記事は公開せず、一次資料が見つからない箇所は本文にそう書いています。確認の手順を見る →

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