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職務経歴書の基本構成

ぜんたいの流れ
  1. 1情報整理
  2. 2職務要約作成
  3. 3職務経歴記入
  4. 4スキル整理
  5. 5自己PR作成
  6. 6見直し
この記事の内容
  1. 結論:5つのブロックで組み立てる
  2. 職務経歴書に決まった書式はあるか
  3. 1社しか経験がなくても書けるのか
  4. 編年体とキャリア式、どちらを選ぶか
  5. 職務要約はどう書くか
  6. 実績は何を書けばいいか
  7. 自己PRで何を書くか
  8. 職務経歴書が1社のみのときの書き分け手順
    1. 次に詰まりやすい:「1社で書くことが足りない」と感じたとき
  9. 次にやること

転職活動で職務経歴書を書こうとして、手が止まっている人向けの記事です。結論を先に言うと、職務経歴書は「日付・氏名」「職務要約」「職務経歴」「活かせる知識・スキル」「自己PR」の5つのブロックで組み立てれば書けます。

「1社しか経験がないから書くことがない」と感じている人ほど、実はこの型に沿って書くだけで十分な分量になります。順番に見ていきます。

職務経歴書が1社のみでも、書き方は複数社の人と同じです。ハローワークの資料で必須とされるのは「標題・氏名・日付・職務経歴」で、社数の条件は書かれていません。 1社のみなら時系列の編年体で、会社の欄を1つ立て、その中を部署・担当・プロジェクトごとに区切ります。 履歴書の職歴欄は1社分を簡潔に書き、部署や担当の詳細は職務経歴書に回します。

結論:5つのブロックで組み立てる

職務経歴書は、次の5つのブロックの積み重ねでできています。どのブロックも「何を書く場所か」が決まっているので、白紙のまま悩む必要はありません。

ブロック 役割 分量の目安
日付・氏名 提出書類としての体裁 1〜2行
職務要約 「自分がどういう人か」を最初にまとめて伝える 3〜4行
職務経歴 在籍した会社・部署・期間・業務内容・実績を書く本体部分 全体の半分以上
活かせる知識・スキル 資格・ツール・語学など、次の仕事で使えるもの 箇条書きで数行
自己PR 数字だけでは伝わらない、働き方や強みを補う 5〜8行
ここが要点

迷ったら、まずこの5ブロックの見出しだけを先に書いてしまうことをおすすめします。空欄でも見出しがあると、埋めるべき場所が見えて手が止まりにくくなります。

職務経歴書に決まった書式はあるか

結論から言うと、履歴書のような統一の様式はありません。ハローワークが発行している応募書類作成のパンフレットにも「記載項目は自由です。ただし、冒頭部分の『標題』『氏名』『日付』及び『職務経歴』は必須」とあり、法令で書式が定められているわけではなく、必須項目以外は自分で組み立てる書類だと分かります(出典: 厚生労働省職業安定局・都道府県労働局・ハローワーク「応募書類の作り方」令和6年5月発行)。市販のテンプレートや転職エージェントが配布するフォーマットは多数ありますが、どれを使っても間違いにはなりません。

ただし、企業側が指定のフォーマットを用意している場合は、それに従う必要があります。求人票や応募案内に「当社所定の様式で」と書かれていないか、まず確認してください。

指定がない場合の目安は次の通りです。

  • 用紙サイズはA4縦(同パンフレットでも「A4縦サイズの白無地の紙」と案内されています)
  • 分量はハローワークの案内で1〜2枚程度が目安。転職エージェント公式サイト(doda)では2〜3枚程度、多くても5枚以内という案内もあり、職歴が長い場合はこの範囲で調整すると考えられます(出典: 前掲ハローワーク資料、doda公式サイト)
  • パソコンで横書き作成するのが一般的だが、手書き(鉛筆・シャープペンシルは不可)でも差し支えないと案内されています(出典: 前掲ハローワーク資料)

「様式が自由」というのは、裏を返せば「何を書くか」を自分で決めなければならないということでもあります。だからこそ、次の5ブロックの型に沿って埋めていくやり方が安心です。

1社しか経験がなくても書けるのか

「転職が初めてで、1社しか経験がない」という理由で職務経歴書を書けないと感じている人は少なくありません。ですが、書く材料が無いわけではありません。

1社の在籍期間中にも、次のような区切りがあるはずです。

  • 部署異動やチームの変更
  • 担当業務・担当エリア・担当商材の変化
  • 昇格・役職の変化
  • 携わったプロジェクト単位の区切り

これらを時系列で並べれば、1社であっても複数の経験として書き分けられます。「営業として3年間、同じことをしていた」ように感じていても、担当エリアが変わった時期、新商品を任された時期などを思い出すと、意外と区切りが見えてきます。

在籍期間や異動の記録は、在職中であれば人事評価シートや年次の業務報告に残っていることが多いです。手元に資料がなければ、思い出せる範囲で時系列のメモを作るところから始めると整理しやすくなります。

編年体とキャリア式、どちらを選ぶか

職務経歴の書き方には、大きく分けて3つの型があります(出典: マイナビ転職エージェント公式サイト)。「編年体」と「キャリア式」を対の2択として紹介している解説も見かけますが、正確には「編年体」「逆編年体」「キャリア式」の3種類で、逆編年体とキャリア式は別の書き方です。

型 書き方 向いている人
編年体 入社した時期から現在まで、時系列に沿って書く 1社での経験を分かりやすく見せたい人。今回のような1社経験者
逆編年体 現在から過去へさかのぼって書く 直近の経験・実績を強調したい人。前職の内容が応募職と近い人
キャリア式 時系列ではなく、職務経験を分野・スキル別にまとめて書く 転職回数が多い人、複数社で同じ職務を経験した人

なお、ハローワークの応募書類パンフレットに載っている記載例の見出しも「編年体式」となっており、この呼称自体は公的な案内でも使われています(出典: 前掲ハローワーク資料)。

1社しか経験がない場合は、基本的に編年体で問題ありません。入社時から現在までの流れがそのまま「成長のストーリー」として伝わりやすいためです。部署異動やプロジェクトの区切りごとに小見出しを立てると、経験の広がりが伝わります。

職務要約はどう書くか

職務要約は、職務経歴書の一番上に置く3〜4行程度の文章です。採用担当者が最初に読む部分なので、ここで「どういう人か」が伝わるかどうかが、その後の詳細を読んでもらえるかを左右します。

書く内容は次の3つで足ります。

  1. 在籍期間と会社の業種・業務内容(簡潔に)
  2. 担当してきた業務の範囲(異動・担当替えがあれば触れる)
  3. その中でどんな強み・実績を積んだか(数字があれば入れる)

長い自己PRを最初に書く必要はありません。「読み進めたくなる要約」であれば十分です。詳しい内容は、後ろの職務経歴・自己PRで補えます。

実績は何を書けばいいか

職務経歴の中で、採用担当者が特に見ているのが実績の部分です。数字で示せる実績があれば、できる限り数字で書くとよいとされています。ハローワークの応募書類パンフレットの記載例でも、「〇年目で顧客数を〇〇社から〇〇社まで増やし、売上高の対前年度〇〇%増を達成」のように、数字を使って実績を示す書き方が例示されています(出典: 前掲ハローワーク資料)。

  • 売上・件数・達成率などの数値
  • 担当した人数・チームの規模
  • 業務改善によって短縮できた時間や、削減できたコスト

とはいえ、営業や販売以外の職種では、数字にしにくい業務も多くあります。その場合は、無理に数字を作らず、次のような書き方に言い換えます。

  • 「何を」「どのくらいの範囲で」「どう工夫したか」を具体的に書く
  • 一人で完結した業務か、チームで進めた業務かを明記する
  • 担当前と担当後で変わったこと(仕組み化した、引き継ぎ資料を整備した、など)を書く

数字が無いことを引け目に感じる必要はありません。採用担当者が見ているのは、数字そのものより「何をどう考えて動いたか」です。

自己PRで何を書くか

自己PRは、職務経歴の数字や事実だけでは伝わらない部分を補う場所です。次の3つを意識すると書きやすくなります。

  • 職務経歴の中から、応募先の仕事に一番近い経験を1〜2つ選ぶ
  • その経験で「何を考えて、どう行動したか」を書く
  • 応募先でその経験をどう活かせるかを、一言添える

自己PRは長く書けばよいというものではありません。職務経歴の本体で書ききれなかった「働き方の姿勢」を補う程度の分量(5〜8行)で十分です。

職務経歴書が1社のみのときの書き分け手順

1社のみの人が最初に迷うのは、「履歴書の職歴欄」と「職務経歴書」で同じことを二度書いてしまい、片方が薄く見える点です。役割を分けると解消します。

書類 1社のみのとき書くこと
履歴書の職歴欄 会社名と入社・退職など、所属の事実だけ。部署・役職・担当は詳細を職務経歴書に譲る
職務経歴書 会社名の下に、部署・担当業務・期間・実績を区切って書く(上の編年体の型)

(出典: リクルートダイレクトスカウトの履歴書の職歴欄に関する解説。2026年10月確認)

手順は次の順です。

  1. 履歴書の職歴欄に、会社名を正式名称で書く。「(株)」ではなく「株式会社」と書きます。社名が変わっている場合は、現在の名称か旧名称を括弧で併記し、知名度の高い方を先に書く方法が案内されています
  2. 入社の行を書く。通常は入社と退職を2行に分けます。行が足りなければ、1社分を1行にまとめても差し支えないとされています
  3. 在職中なら「現在に至る」、最後に「以上」を書く。直近の職歴の下に置くのが一般的で、行が足りなければ1行にまとめてもよいとされています
  4. 年号を和暦か西暦のどちらかに揃える。1枚の中で混ぜないようにします。換算するときは数字の誤りに注意してください
  5. 詳細は職務経歴書に書く。履歴書に「詳細は職務経歴書に記載」と一言添える方法もあります。職務経歴書の会社名・期間は、履歴書と同じ表記・同じ年月にそろえます

書き方のイメージです(会社名・年月は仮のものです)。

令和○年4月  株式会社○○○○ 入社
            営業部に配属(詳細は職務経歴書に記載)
                                  現在に至る
                                        以上

この書き分けで、読み手が履歴書で「どの会社に何年いたか」、職務経歴書で「その中で何をしたか」を別々に確かめられます。

次に詰まりやすい:「1社で書くことが足りない」と感じたとき

履歴書の職歴欄が数行で終わるのは普通のことで、薄く見えるのは職歴欄の話ではありません。足りなさを感じたら、補う場所は職務経歴書の中の会社の欄です。

□ 部署異動・担当替え・昇格の時期を、年月で書き出した □ 担当した商材・エリア・人数・件数など、規模が分かる語を入れた □ 数字にできない業務は「何を・どの範囲で・どう工夫したか」で書いた □ 履歴書と会社名・入社年月・年号の表記がそろっている

4つのうち、上の2つが空欄なら、先にそこを思い出して埋めると分量が出ます。

次にやること

まず、この記事の5ブロック(日付・氏名/職務要約/職務経歴/活かせる知識・スキル/自己PR)の見出しだけを白紙の文書に書き出してください。その上で、職務経歴のブロックに、在籍中の部署異動や担当替えの時期を思い出せる範囲でメモしていくところから始めると、1社しか経験がなくても手が止まらずに書き進められます。


※本記事は2026年9月時点で調査した内容にもとづく一般的な整理です。応募先が指定する書式がある場合は、必ずそちらを優先してください。心身の不調がある場合は、書類作成より先に医師・産業医にご相談ください。

出典 - 職務経歴書の書式・様式・記載項目・用紙サイズ・分量・実績記載例 — 厚生労働省職業安定局・都道府県労働局・ハローワーク「応募書類の作り方」(令和6年5月発行) - 職務経歴書の分量の目安(2〜3枚程度、最大5枚以内) — doda公式サイト(2026年9月確認) - 「編年体」「逆編年体」「キャリア式」の定義と向いている人 — マイナビ転職エージェント公式サイト(2026年9月確認) - 履歴書の職歴欄の書き方(正式名称・1社1行・「現在に至る」「以上」・年号の統一) — リクルートダイレクトスカウト(2026年10月確認)

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退職届を受け取る側に長くいて、そのあと自分が出す側になりました

人を採用し、辞めていく人を見送る立場に長くいました。退職代行から電話を受けたこともあります。そして自分が辞める番になり、失業保険の申請・ハローワークでの手続き・健康保険の切り替え・住民税の直接納付・保育園の継続手続きまで、すべて自分で通りました。両側を見た人間が書いています。「代行を使ったら会社はどう思うのか」に答えられるのは、受け取ったことがあるからです。

この記事の作り方: 下書きにAIを使い、法令の条文と官公庁の公式ページに照らして事実確認したうえで公開しています。確認の取れない記述が残る記事は公開せず、一次資料が見つからない箇所は本文にそう書いています。確認の手順を見る →

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