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男性向けの退職代行は何が違う?料金と男女共通の業者との比較

この記事の結論
  • 男性専門の「男の退職代行」は合同労働組合が運営し、料金は正社員等21,800円・アルバイト等18,800円(2026年8月31日公式サイト確認)
  • 男女共通で運営されるJobs・ニコイチ・ネルサポートは雇用形態にかかわらず一律料金で、料金だけを見ると男性専門の方が安い場合がある
  • 違いは料金より「男性専門のオペレーターが対応する」という運用面。労働組合が運営していても「交渉には応じておりません」と公式に明記しており、退職の意思を伝える仲介にとどまる
  • 女性からの相談には姉妹サービス「わたしNEXT」を案内している(公式サイト確認)
この記事の内容
  1. 結論:違いは運用面。料金は男女共通業者より安い場合もある
  2. なぜ「男性専門」の退職代行があるのか
  3. 男の退職代行と男女共通業者、料金を並べる
  4. 男性が退職を言い出しにくいと言われる背景
  5. 女性向けとの違いを1枚で整理する
  6. 選ぶときに確認したい3点
  7. 実体験について、正直に書きます
  8. 次にやること

「男の退職代行」のように性別を限定した退職代行を見つけて、女性向けや男女共通のサービスと何が違うのか気になっている人に向けて書いています。結論から言うと、男性専門の退職代行は料金体系そのものが安いわけでも高いわけでもなく、違いを生むのは「男性専門のオペレーターが対応すること」という運用面です。運営元は労働組合ですが、「交渉には応じておりません」と公式サイトに明記されており、交渉ができるサービスではない点には注意してください(2026年8月31日、公式サイト確認)。

結論:違いは運用面。料金は男女共通業者より安い場合もある

「男性向け」という言葉から、料金が高い特別なサービスを想像するかもしれません。実際に公式サイトを確認すると、そうではありませんでした。

観点 確認したこと
対応スタッフ 男性専門を掲げ、男性の相談者のみを対象にしている
運営形態 合同労働組合が運営。ただし「交渉には応じておりません」と公式に明記(会社との間に入る対応は行うが、条件面の交渉はしない)
料金 正社員・契約社員・派遣社員21,800円、アルバイト・パート18,800円(いずれも税込・組合費込)
女性からの相談 姉妹サービス「わたしNEXT」(女性専門)を案内している
ここが要点

男女共通で運営されている退職代行Jobs・ニコイチは雇用形態を問わず一律27,000円です(別記事「女性向け退職代行はなにが違うか」で2026年8月29日・30日に確認)。料金だけを比較すると、男性専門の「男の退職代行」の方が安い場合があります。「男性向け=割高」というイメージがあるなら、それは事実と違います。

なぜ「男性専門」の退職代行があるのか

退職代行が行っているのは、退職の意思を会社に伝える手続きの代行・仲介です。期間の定めのない雇用契約は、労働者側からいつでも解約を申し入れることができ、申し入れから2週間で契約が終了すると定められています(民法第627条)。この手続き自体は性別によって法的な扱いが変わるものではありません。

それでも性別を限定したサービスが存在するのは、相談内容の「話しやすさ」に配慮するためだと考えられます。「男の退職代行」は日本初を謳う男性専門の退職代行で、合同労働組合が弁護士の指導のもとで運営しています(2026年8月31日、公式サイトで確認)。公式サイトのよくある質問には、女性からの相談があった場合の案内も明記されています。

「女性の退職代行につきましては、女性専門の退職代行サービスである『わたしNEXT』へご相談ください」(男の退職代行 公式サイト、2026年8月31日確認)

つまり、男性専門・女性専門はそれぞれ別サービスとして存在し、相互に案内し合う関係にあります。別記事「女性向け退職代行はなにが違うか」で確認した通り、わたしNEXTは合同労働組合toNEXTユニオンが運営する女性専門サービスです。

男の退職代行と男女共通業者、料金を並べる

男性が退職代行を選ぶとき、実際に比較対象になりやすいのは「男性専門の業者」と「男女共通で運営されている主要業者」です。公式サイトで確認できた料金を並べます。

業者 対象 正社員・契約社員等 アルバイト・パート等
男の退職代行 男性限定 21,800円 18,800円
退職代行Jobs 男女共通 27,000円(一律) 27,000円(一律)
退職代行ニコイチ 男女共通 27,000円(一律) 27,000円(一律)
退職代行ネルサポート 男女共通 15,000円(一律) 15,000円(一律)

※男の退職代行の料金は2026年8月31日、Jobs・ニコイチ・ネルサポートの料金は2026年8月29日・30日に、それぞれ公式サイトで確認した数字です。料金は変更される場合があるため、相談前に各社公式サイトで最新情報を確認してください。

ここが要点

男女共通業者の中では、退職代行ネルサポートが最も低価格です。性別を限定したサービスを検討する前に、「男女共通で運営されている業者の中に、自分の希望条件に合うものがないか」も一度確認しておくと、選択肢を狭めすぎずに済みます。

男性が退職を言い出しにくいと言われる背景

「男性は退職代行を使うべきではない」という意見を目にすることがあります。実際にそう感じて相談をためらう人もいるかもしれません。ここで確認しておきたいのは、退職の意思を自分で伝えられるかどうかは、性格や状況の問題であって、性別で決まるものではないということです。

男性が退職を言い出しにくい背景として、「弱音を吐くべきではない」という職場の空気や、体育会系の上下関係が強い職場でのプレッシャーが指摘されることがあります。ただし、これを男女別に定量化した公的な調査データは、確認した範囲では見当たりませんでした(一次情報は確認できず)。パーソル総合研究所が2025年12月2日に発表した「離職の変化と退職代行に関する定量調査」では、まだ退職代行を利用していない就業継続者に「利用してみたいか」を尋ねた性年代別データがあり、男性では30代の希望率が最も高く約5割となっています(実際に利用した理由の性別集計ではない点に注意)。

言い出しにくさの理由が何であれ、退職代行を使うこと自体は法律上の権利の行使であり、非難されるようなことではありません。「甘え」かどうかを気にする前に、まず自分が置かれている状況を整理することが先です。

女性向けとの違いを1枚で整理する

別記事「女性向け退職代行はなにが違うか」と合わせて、男性向け・女性向けの違いを整理すると次のようになります。

観点 男性向け(男の退職代行) 女性向け(わたしNEXT) 男女共通(Jobs・ニコイチ・ネルサポート)
運営形態 合同労働組合 合同労働組合(toNEXTユニオン) 未調査
料金(正社員等) 21,800円 21,800円 27,000円または15,000円(一律)
料金(アルバイト等) 18,800円 18,800円 同上
対応スタッフ 男性専門 女性専門 明記なし(相談時に確認)

男の退職代行とわたしNEXTは料金体系が同じで、姉妹サービスとして運営されていることがうかがえます。一方、男女共通で運営されている業者は、雇用形態にかかわらず一律料金という点が特徴です。

選ぶときに確認したい3点

「男性向け」という言葉だけで選ばず、次の3点を相談時に確認することをおすすめします。

  1. 運営元が労働組合かどうか、かつ実際に交渉を行っているかどうか(労働組合運営でも、男の退職代行のように「交渉には応じない」と明記している場合があります。運営元の種類だけで判断せず、交渉可否は各社公式サイトで個別に確認してください。別記事「労働組合の退職代行と弁護士の退職代行、どちらを選ぶか」も参考になります)
  2. 対応スタッフの性別を選べるか、または専門サービスとして明記されているか
  3. 未払い賃金や有給消化の交渉が必要な場合、対応できる範囲かどうか

実体験について、正直に書きます

私の場合

私自身は2026年に会社都合で退職していますが、退職代行のようなサービスは利用していません。そのため、男性向け・女性向けを問わず、退職代行のサービスそのものを利用した経験はなく、この記事の内容は各社の公式サイトを調査した範囲にもとづいています。

この記事を調べていて、男性専門と女性専門のサービスが同じ料金体系で、互いに姉妹サービスとして案内し合っていることを知ったのは、実際に公式サイトを見て回るまで知らなかったことです。

次にやること

「男性向け」という言葉だけで即決せず、まずは男の退職代行と、男女共通で運営されている業者(退職代行Jobsやネルサポートなど)の料金・対応範囲を1つずつ見比べてください。退職日や有給消化の交渉が必要な場合は、「労働組合運営かどうか」だけでなく「実際に交渉に応じるか」を各社公式サイトで確認するのが確実です。


※本記事は2026年8月31日時点の調査に基づく一般的な情報です。個別の状況における法的判断は、弁護士など専門家にご確認ください。料金・サービス内容・対応可否は各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

当サイト運営者

退職届を受け取る側に長くいて、そのあと自分が出す側になりました

人を採用し、辞めていく人を見送る立場に長くいました。退職代行から電話を受けたこともあります。そして自分が辞める番になり、失業保険の申請・ハローワークでの手続き・健康保険の切り替え・住民税の直接納付・保育園の継続手続きまで、すべて自分で通りました。両側を見た人間が書いています。「代行を使ったら会社はどう思うのか」に答えられるのは、受け取ったことがあるからです。

この記事の作り方: 下書きにAIを使い、法令の条文と官公庁の公式ページに照らして事実確認したうえで公開しています。確認の取れない記述が残る記事は公開せず、一次資料が見つからない箇所は本文にそう書いています。確認の手順を見る →

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