転職活動の平均期間は何ヶ月か
- 転職活動の期間は調査によって幅があり、厚生労働省「令和2年転職者実態調査」では転職活動を始めてから離職までの期間は「1ヶ月以上3ヶ月未満」が28.8%で最多・6ヶ月未満の合計は62.8%(厚労省公式PDF原本で直接確認済み)、マイナビ「転職動向調査2024年版」では平均応募8.8件・面接3.6件・転職を意識してから内定通知までは「2ヶ月未満」が46.2%(マイナビ公式PDF本文で直接確認済み)
- マイナビキャリアリサーチLabの「転職活動実態調査(2025年)」(一次資料で直接確認済み)では、転職希望者自身が見込む期間は「3〜6ヶ月」が最多(28.1%)で、「1年以上」を見込む人も22.7%いる
- 長引く人に共通するのは、応募数が少ない・書類の的が絞れていない・面接対策が浅い・転職の軸が曖昧・希望条件を減らせない、の5つ
- 在職中の活動で消耗し退職を先に決めたい場合の選択肢として退職代行にも触れた
この記事の内容
「転職活動、いつまでかかるんだろう」と不安になっている人向けの記事です。 結論から言うと、調査によって数字に幅はありますが、多くの人は1〜6ヶ月の範囲で転職活動を終えています。この記事では、複数の調査データをもとにした期間の目安と、期間が長引く人に共通する特徴、長引かせないためにできることを整理します。
- 転職活動を始めたけど、いつまで続くのか見通しが立たない
- 周りと比べて自分の活動が長引いている気がして焦る
- 在職中の転職活動が体力的にきつく、いつまで両立すればいいか分からない
結論:1〜6ヶ月が目安、2ヶ月未満が最多とする調査もある
| 論点 | 目安 |
|---|---|
| 多くの人がかかる期間 | 1〜6ヶ月の範囲に分布する(調査によって幅がある) |
| 最も多いゾーン | 1〜3ヶ月とする調査、3〜6ヶ月とする調査の両方がある |
| 平均値 | 「2ヶ月未満」が最多ゾーンとする調査がある一方、本人の見込みでは半年前後を想定する人も多い |
| 1年以上かかる人 | 一定数いる(調査では2割前後) |
| 長引く一番の原因 | 応募数の少なさと書類・面接対策の甘さの組み合わせ |
「平均◯ヶ月」という数字は調査元によって差があります。1つの数字を鵜呑みにするより、「1〜3ヶ月で決まる人もいれば、半年〜1年かかる人も一定数いる」という分布で捉えておくほうが実態に近いです。
調査で見る転職活動の期間
転職活動の期間についての調査はいくつかありますが、数字にはばらつきがあります。
厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」(個人調査、表19)によると、転職者が転職活動を始めてから直前の勤め先を離職するまでの期間は「1ヶ月以上3ヶ月未満」が28.8%で最も多く、「1ヶ月未満」「1〜3ヶ月未満」「3〜6ヶ月未満」を合わせた6ヶ月未満の割合は62.8%でした(厚生労働省の公式PDF原本で直接確認)。ただしこれは「転職活動にかかった期間全体」ではなく、在職中に転職活動を始めてから、その勤め先を辞めるまでの期間である点には注意が必要です。
マイナビキャリアリサーチLab「転職動向調査2024年版(2023年実績)」(2024年3月公表、2023年に転職した正社員1,500人が対象)によると、2023年の転職者の平均応募社数は8.8件、面接まで進んだ数は平均3.6件でした。また、転職を意識してから内定通知を受けるまでの合計期間は「2ヶ月未満」が46.2%を占め、最も多いゾーンになっています(マイナビの公式ページ本文で直接確認)。
一方で、マイナビキャリアリサーチLabの「転職活動実態調査(2025年)」(2025年7月2日〜15日、実際に転職した500人と転職活動をしたが転職しなかった1000人の計1500人を対象)は、本人が見込んでいた転職活動の期間について調べており、「3〜6ヶ月」が28.1%で最多、「1年以上」を見込んでいた人も22.7%いたという結果を、公式ページの本文で確認できました。ただしこれは「実際にかかった期間」ではなく「本人がどれくらいかかると考えていたか」の調査である点には注意が必要です。
まとめると、「短ければ1〜3ヶ月、長い人は半年〜1年」という幅の中に多くの人が収まっており、平均値だけを見て「自分は遅れている」と判断する必要は無いということです。
活動期間の内訳:何にどれくらい時間がかかるか
転職活動は、大きく分けて次の工程で進みます。それぞれにかかる時間は人によって差がありますが、目安を整理します(工程ごとの日数を公表している公的統計は見当たらない。複数の転職エージェント各社のサイトに共通する目安として、2026年9月確認)。
| 工程 | 内容 | かかりやすい期間の目安 |
|---|---|---|
| 準備 | 自己分析、職務経歴書・履歴書の作成 | 1〜2週間 |
| 応募〜書類選考 | 求人探し、応募、書類選考の結果待ち | 2〜4週間 |
| 面接 | 一次〜最終面接(複数社並行することが多い) | 3〜6週間 |
| 内定〜入社調整 | 内定後の条件確認、現職への退職の申し出、引き継ぎ | 3週間〜1ヶ月半 |
この内訳は目安であり、応募する企業数や、書類選考・面接の通過率によって大きく変わります。特に「面接」の工程は、選考中の企業数が多いほど日程調整に時間がかかりやすい部分です。
長引く人に共通する5つの特徴
調査した範囲でよく指摘される、転職活動が長引く人に共通する特徴を整理します。いずれも「悪いこと」ではなく、期間が延びやすい行動パターンとして捉えてください。
- 応募数が少ない:1〜2社ずつしか応募せず、選考結果を待ってから次を探すため、全体の期間が直列に伸びる
- 応募する企業の的が絞れていない:自分の経験・希望と求人の要件がずれたまま応募し、書類選考で落ちる回数が増える
- 面接対策が浅い:職務経歴の棚卸しが不十分で、面接での受け答えが定まらず、通過率が上がらない
- 転職の軸が曖昧:「今より良ければどこでもいい」状態だと、内定が出ても決めきれず、選考自体も長引く
- 希望条件を減らせない:年収・勤務地・働き方など複数の条件をすべて満たそうとすると、対象になる求人が絞られて活動が長期化する
この5つは重なって起きることが多く、「応募数が少ないうえに軸も曖昧」だと、期間はさらに延びやすくなります。逆に言えば、どれか1つを見直すだけでも短縮につながる余地があります。
長引かせないためにできること
長引く要因の裏返しとして、次のような進め方が期間短縮につながるとされています。
- 並行して応募する:1社ずつではなく、同時期に複数社へ応募し、選考を並行で進める
- 応募前に求人の要件を確認する:自分の経験と求人の要件が大きくずれていないかを、応募前に確認する
- 職務経歴の棚卸しを先にやる:面接で聞かれる「これまでの実績」を、応募を始める前に一度言語化しておく
- 転職の軸を1〜2個に絞る:「これだけは譲れない」条件を先に決め、それ以外は選考が進んでから調整する
- 選考の進捗を記録する:応募先・選考状況・次のアクションを一覧で管理し、対応漏れによる遅れを防ぐ
これらは特別な裏技ではなく、地道な準備の積み重ねです。焦って応募数だけを増やしても、書類や面接の質が伴わなければ、かえって不採用の通知が増えて気持ちが消耗します。
在職中の活動がつらいとき
在職中に転職活動を続けていると、通常業務と選考の日程調整が重なり、体力的にも精神的にも負担が大きくなることがあります。転職活動そのものより、現職を続けながらの両立がつらくて先に退職を決めたいという場合は、退職の意思を直接伝えるのが難しいと感じることもあるでしょう。
そうしたときは、退職代行Jobs、弁護士法人ガイア、退職代行ネルサポート、円満退職ユニオン のような退職代行サービスを使い、会社とのやり取りを代わりに進めてもらう方法もあります(※2026年9月時点の調査。各社のサービス内容・料金は公式サイトで最新情報を確認してください)。ただし、転職活動と退職のタイミングは、内定の有無や引き継ぎの都合によって順番が変わるため、退職を先に決める場合は収入が途切れる期間が出ないか、事前に確認しておくことをおすすめします。
体調を崩しかけている場合は、転職活動の進め方より先に、医師・産業医に相談することを優先してください。
実体験について
私自身は2026年6月末に前職を退職しましたが、退職後は独立の準備を進めており、他社への応募・選考という意味での転職活動そのものは経験していません。この記事の期間の目安・長引く人の特徴は、調査データと一般に言われている内容を整理したものです。
次にやること
まず、自分がいま活動を始めてから何ヶ月目かを数え、「1〜3ヶ月」「3〜6ヶ月」「半年以上」のどのゾーンにいるかを確認してください。 半年を超えている場合は、応募数・応募先の的の絞り方・面接対策のどれかを見直すタイミングです。在職中の両立自体がつらい場合は、退職のタイミングを先に検討してもかまいません。
※本記事は2026年9月時点の一般的な情報整理です。転職活動にかかる期間は個人の状況・業界・職種によって大きく異なります。数字は参考値としてご利用ください。心身の不調がある場合は、転職活動の判断とは別に医師・産業医にご相談ください。
出典(2026年9月確認) - 厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」個人調査・表19(「転職活動を始めてから直前の勤め先を離職するまでの期間」:1ヶ月以上3ヶ月未満28.8%が最多、6ヶ月未満62.8%):厚生労働省公式PDF原本を直接確認 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-gaikyo.pdf - マイナビキャリアリサーチLab「転職動向調査2024年版(2023年実績)」(平均応募8.8件・面接3.6件、転職を意識してから内定通知までの合計期間は2ヶ月未満が46.2%):マイナビ公式PDF本文で直接確認 https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2024/03/tenshokudoukoutyousa2024.pdf - マイナビキャリアリサーチLab「転職活動実態調査(2025年)」(想定活動期間:3〜6ヶ月28.1%が最多、1年以上22.7%。2025年7月2日〜15日、1500人対象):公式ページ本文をWebFetchで直接確認 https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250924_102151/