教育訓練給付金の対象講座の探し方
- 教育訓練給付金の対象講座かどうかは、厚生労働省の教育訓練講座検索システム(https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/)で自分で検索できる
- 検索方法は「フリーワード検索」と「条件検索」の2つがあり、講座名が分かっているならフリーワード、まだ絞れていないなら条件検索が向いている
- フリーワード検索は複数語を入れるとOR検索(どれか1語でも一致すれば表示)になり、絞り込みにはならない点に注意が必要
- 検索結果では「指定番号」「給付金の種類(一般・特定一般・専門実践)」「開講予定」を必ず確認する
- 1検索システムを開く
- 2検索方法を選ぶ
- 3条件を絞る
- 4指定番号を確認
- 5スクールに直接確認
この記事の内容
この記事は、教育訓練給付金という制度があることは分かったが、自分が受けたい(または興味がある)講座が実際に対象になっているのかを確認したい人に向けて書いています。 結論から言うと、対象講座かどうかは厚生労働省が運営する「教育訓練講座検索システム」(https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/)で、誰でも無料・ログイン不要で自分で調べられます。この記事では、このシステムの2つの検索方法(フリーワード検索・条件検索)の使い分けと、検索結果で見るべき項目、うまく見つからないときの対処法を整理します。
「教育訓練給付金 講座検索」で調べている人がまず知りたいのは、要は「どこで・どうやって講座を検索すればいいか」の1点だと思います。答えは、厚生労働省の教育訓練講座検索システム(https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/)で、講座名・スクール名が分かっていればフリーワード検索、分野しか決まっていなければ条件検索を使う、の2択です。講座検索は「見つけて終わり」ではなく、見つけた講座の指定番号・給付金の種類・開講月を確認してから申し込むところまでがセットです。さらに、講座を修了したあとの給付金の申請先・期限・持ち物は、教育訓練給付金の講座検索のあとにやることにまとめました。
結論:検索システムで「指定講座かどうか」を先に確認する
教育訓練給付金は、厚生労働大臣が指定した講座を受講・修了した場合にだけ支給される制度です(教育訓練給付金とは|一般・特定一般・専門実践の3種類の違い)。同じ「簿記の講座」「プログラミングスクール」でも、指定を受けているスクールとそうでないスクールが存在し、指定を受けていない講座を受けても給付金は一切戻ってきません。
つまり、給付率や上限額を調べる前に、まず「その講座が指定を受けているか」を確認する作業が必須になります。この確認を自分でできるのが、厚生労働省の教育訓練講座検索システムです。申し込んだあとに「対象外だった」と気づいても後戻りはできないため、契約前に必ず自分で検索しておく必要があります。
教育訓練講座検索システムとは
教育訓練講座検索システムは、厚生労働省が運営する公開のWebシステムで、URLは https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/ です(2026年9月1日確認)。ログインや会員登録は不要で、誰でも無料で検索できます。
このシステムには「学校情報」「講座情報」「講座詳細情報」が収録されており(厚生労働省公式ページの記載「本掲載情報は、『学校情報』、『講座情報』及び『講座詳細情報』で構成されており」で確認、2026年9月1日確認)、講座ごとの指定期間も確認できます。この「指定期間」は、厚生労働大臣による教育訓練の「指定」が有効な期間のことで、実際の講座の実施期間そのものではありません(教育訓練給付金.JPの解説記事「『指定期間』とは、厚生労働大臣による教育訓練の『指定』が有効な期間のことであり、実際の講座の期間ではありません」で確認、2026年9月1日確認)。教育訓練給付金は講座ごとに指定期間が区切られているため、「昔は対象だった」という情報を鵜呑みにせず、いま現在の指定状況をこのシステムで確認することが重要です。
検索方法は2つ|フリーワード検索と条件検索
このシステムには、大きく分けて2つの検索方法があります(厚生労働省公式ページでは「フリーワードで検索する」「分野・資格名を指定する」と表記、2026年9月1日確認)。
| 検索方法 | 向いている人 |
|---|---|
| フリーワード検索 | 受けたい講座名・学校名がすでに決まっている人 |
| 条件検索 | 分野は決まっているが、具体的な講座・学校はまだ絞れていない人 |
「〇〇スクールの△△講座」のように具体的な講座名まで決まっているならフリーワード検索、「プログラミングを学びたいが、どのスクールが対象かは分からない」のように分野からこれから探したいなら条件検索、と使い分けます。両方を同時に使う必要はありません。むしろ、フリーワード欄と条件検索欄を両方埋めた状態で検索すると、結果が正しく表示されないことがあると案内されているため(教育訓練給付金.JPの解説記事で確認)、どちらか一方を使い、もう一方は空欄にしておくのが安全です。
フリーワード検索の使い方と注意点
フリーワード検索は、学校名・講座名・分野や資格の名称の一部を入力して検索する方法です。厚生労働省公式ページには「学校名、講座名または分野・資格名(一部も可)を入力して検索」と記載されており、講座名や学校名の一部だけでも検索できます(2026年9月1日確認)。
ここで注意したいのが、複数の単語を入力したときの動きです。フリーワード検索に複数の単語をスペース区切りで入力すると、「すべての単語を含む講座」に絞り込まれるのではなく、「いずれかの単語を含む講座」がまとめて表示される、いわゆるOR検索になります(教育訓練給付金.JPの解説記事で確認)。
たとえば「簿記 2級 通信」のように条件を足すつもりで複数の単語を入れても、絞り込みにはならず、「簿記」を含む講座・「2級」を含む講座・「通信」を含む講座が全部まとめて表示されてしまいます。結果として関係のない講座が大量に混ざり、かえって目当ての講座が見つけにくくなることがあります。フリーワードは1語、多くても学校名や資格名だけに絞って検索するのが確実です。
条件検索の使い方
条件検索は、分野・資格名や、実施方法・地域・訓練期間・訓練経費といった条件を指定して絞り込む方法です(教育訓練給付金.JPの解説記事に「実施方法、地域、訓練期間、訓練経費、講座・教室の条件を入力します。すべての項目を入力する必要はありません」との記載あり、2026年9月1日確認)。受けたい講座がまだ具体的に決まっておらず、「介護の資格を取りたい」「ITの資格を取りたい」というように分野から探したい場合は、こちらのほうが目的の講座にたどり着きやすくなります。
条件検索を使う場合も、入れる条件を増やしすぎると最適な講座が表示されなくなることがあります(教育訓練給付金.JPの解説記事「あまり入力しすぎると最適な講座が表示されないことがあります」で確認、2026年9月1日確認)。条件を絞りすぎて講座が見つからない場合は、いったん条件を減らして検索し直し、表示された結果の中から自分の希望に近い講座を絞り込んでいくほうが、講座を取りこぼさずに済みます。
検索結果で見るべき3つの項目
検索結果に講座が表示されたら、次の3点を必ず確認してください。
| 確認する項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 給付金の種類(一般・特定一般・専門実践)。検索結果では各講座に「専門」などのラベルが付き、「制度で絞り込み」も可能。講座詳細ページは見出し自体が「講座詳細(専門)」のように種類を明示し、給付率も表示される(2026年9月1日に検索システムを実際に操作して確認) | 種類によって給付率も上限額もまったく違うため(3種類の違いはこちら) |
| 指定番号・指定期間 | 給付金の申請時に必要になる番号で、期間外の講座は対象外になる(教育訓練給付金.JPの解説記事で確認) |
| 開講月 | 開講月をすでに過ぎている講座は、そもそも申し込めない場合がある(教育訓練給付金.JPの解説記事「『開講月』に注意してください。すでに始まっている場合は申込できません」で確認、2026年9月1日確認。なお「申込期限」という項目名は同記事・厚生労働省公式ページのいずれにも見当たらなかった) |
特に指定番号は、実際に受講を開始してハローワークに給付金を申請する際に必要な情報です。検索した時点で控えておくか、契約前にスクール側に「指定番号」を確認しておくと、あとの手続きがスムーズになります。なお、講座がどの給付金の種類(一般・特定一般・専門実践)に該当するかも、契約前にスクール側へ直接確認しておくと確実です。
教育訓練給付金の講座検索のあとにやること|支給申請の手順と期限
講座検索で対象講座を見つけ、指定番号や給付金の種類を確認できても、それだけでは給付金は振り込まれません。受講を修了したあと、自分でハローワークに支給申請をする手順が別途必要です(厚生労働省公式ページ「教育訓練給付金 手続きの流れ」で確認、2026年9月23日確認)。講座検索のあとに何をすればいいか分からず止まってしまう人向けに、申請までの流れを番号順に整理します。
- 講座を修了し、スクールから「受講証明書」を受け取る
- 支給申請書に、受講証明書などの確認書類を添えて用意する
- 自分の住所を管轄するハローワークへ提出する(厚生労働省公式ページに「お住まいを管轄するハローワーク」と記載、2026年9月23日確認)
- 下の表の期限内に提出する
給付金の種類によって、申請期限が違います。
| 給付金の種類 | 支給申請の期限 |
|---|---|
| 一般教育訓練 | 受講修了日の翌日から1か月以内(厚生労働省公式ページで確認、2026年9月23日確認) |
| 特定一般教育訓練 | 受講修了日の翌日から1か月以内(同上) |
| 専門実践教育訓練 | 6か月ごとの支給単位期間末日の翌日から1か月以内、または受講修了日の翌日から1か月以内(同上) |
提出時に添える確認書類は、受講証明書・領収書(クレジット契約の場合はクレジット契約証明書)・本人確認書類・個人番号(マイナンバー)確認書類などです(ハローワークインターネットサービスの解説ページで確認、2026年9月23日確認)。代理人が提出する場合は委任状も必要です。
講座検索の段階でつまずきやすいのは、「対象講座を見つけたら手続きは終わり」と思い込んでしまうことです。実際には、修了後に自分でハローワークへ支給申請をしないと給付金は支給されません。必要書類は給付金の種類(一般・特定一般・専門実践)によって変わるため、講座を申し込む前に、スクールまたは提出先のハローワークへ「自分の場合は何を用意すればいいか」を確認しておくと、修了後にあわてずに済みます。
講座が見つからないときの対処法
検索しても該当する講座が出てこない場合、考えられる理由はおおむね次のいずれかです。
- そもそもその講座・スクールが指定を受けていない(給付金の対象外)
- 検索条件(フリーワードの複数語・条件検索の条件数)が多すぎて絞り込まれすぎている
- 講座名の表記が、システム上の正式名称と少し違う(略称で検索している等)
まず条件を減らして検索し直し、それでも出てこない場合は、受講を検討しているスクールに直接「教育訓練給付金の指定講座か、対象ならどの種類(一般・特定一般・専門実践)か」を問い合わせるのが確実です。スクール側は自校の指定状況を把握しているため、検索システムの使い方に迷うより早く答えが得られることが多くあります。
実体験について、正直に書きます
私自身は2026年に会社都合で退職し、離職票を受け取ってハローワークで失業保険の手続きをした実体験はありますが、教育訓練給付金の対象講座をこの検索システムで実際に調べたことはありません。ハローワークの窓口で教育訓練給付金の案内チラシを見かけた記憶はあるものの、自分で検索システムを使って講座を探し、申請した経験はないため、この記事の検索システムの操作方法・注意点に関する説明は、自分の体験ではなく、厚生労働省の公式ページと専門メディアの解説を調査した範囲で整理したものです。
検索前・契約前に確認したいチェックリスト
ここまでの内容を、検索から契約前までの流れで並べ直しました。上から順に確かめてください。
- □ 教育訓練講座検索システム(https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/)で、受けたい講座名またはスクール名を検索した
- □ フリーワード検索は1語(または学校名・資格名のみ)で入力し、複数語をスペース区切りで入れていない(複数語はOR検索になり絞り込みにならないため)
- □ 検索結果に該当の講座・スクールが表示され、指定を受けていることを確認した
- □ 講座詳細ページで給付金の種類(一般・特定一般・専門実践)を確認した
- □ 指定番号を控えた(ハローワークへの給付金申請時に必要)
- □ 指定期間が、自分が受講を予定している時期を含んでいることを確認した
- □ 開講月をまだ過ぎていないことを確認した(過ぎていると申し込めない場合がある)
- □ 契約前に、スクール側へ「指定番号」と「給付金の種類(一般・特定一般・専門実践)」を直接問い合わせて確認した
教育訓練講座検索システムは、ログインや料金が必要ですか
ログインも会員登録も料金も要りません。厚生労働省が運営する公開のWebシステムで、誰でも無料で検索できます(2026年9月1日確認)。収録されているのは「学校情報」「講座情報」「講座詳細情報」で、講座ごとの指定期間も確認できます。契約する前に、自分で対象かどうかを確かめておけます。
フリーワード検索に複数の単語を入れると、絞り込みになりますか
複数の単語を入れても絞り込みにはならず、いずれかの単語を含む講座がまとめて表示されるOR検索になります。たとえば「簿記 2級 通信」と入れると、「簿記」だけ、「通信」だけを含む講座も混ざります。フリーワードは1語(または学校名・資格名だけ)にして、条件検索の欄は空欄にしておくのが安全です。
教育訓練給付金の「指定期間」は、講座を受けられる期間のことですか
指定期間は講座を受けられる期間のことではなく、厚生労働大臣による「指定」が有効な期間のことです。実際の講座の期間そのものではありません。指定期間は講座ごとに区切られているため、「昔は対象だった」という情報を信じ込まず、いまの指定状況を検索システムで確認します。自分の受講予定の時期が指定期間に入っているかも見ておきます。
検索しても講座が出てこないのは、給付金の対象外ということですか
出てこなくても、対象外と決まるわけではありません。考えられる理由は、指定を受けていない、検索条件が多すぎて絞り込まれすぎている、講座名の表記が正式名称と違う、のいずれかです。まず条件を減らして検索し直し、それでも出なければ、スクールに指定講座かどうかと給付金の種類を直接問い合わせると早く分かります。
検索で見つけた講座は、開講したあとでも申し込めますか
開講月をすでに過ぎている講座は、申し込めない場合があります。検索結果の開講月を、契約の前に確認してください。あわせて指定番号も控えておくと、受講を始めてハローワークに給付金を申請するときに使えます。指定番号と給付金の種類は、スクール側にも直接確認しておくと確実です。
次にやること
まず https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/ を開き、受けたい講座名が決まっていればフリーワード検索(1語のみ)で、まだ決まっていなければ条件検索で分野から絞り込んでください。表示された講座について、指定番号・指定期間・開講月を確認したら、契約前にスクールへも「指定番号」と「給付金の種類(一般・特定一般・専門実践)」を直接確認しておくと安心です。制度そのものの種類分けが分からない場合は、先に教育訓練給付金とは|一般・特定一般・専門実践の3種類の違いを読んでから検索すると、検索結果の見方が理解しやすくなります。
退職を機に学び直しを考えている場合、退職の進め方自体に迷っているなら退職代行の利用も選択肢の一つです。
※本記事は2026年9月時点で確認できた情報の整理です。検索システムの画面構成・入力項目は今後変更される可能性があるため、実際の検索・申請にあたっては厚生労働省の公式サイトおよび最寄りのハローワークで最新の内容をご確認ください。
出典 - 厚生労働省「教育訓練講座検索システム」https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/ (2026年9月1日確認) - 教育訓練給付金.JP「教育訓練給付金の対象講座を検索する方法【厚生労働省の教育訓練講座検索システムの使い方】」https://kyoikukunren.jp/a/703 (2026年9月1日確認) - 厚生労働省「教育訓練給付金 手続きの流れ」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku_00014.html (2026年9月23日確認) - ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金(第101条の2の7第4号関係)支給申請書」https://hoken.hellowork.mhlw.go.jp/static/kyoikukunrenshikyu_2.html (2026年9月23日確認)